事故修理(鈑金・塗装)
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ボディを修理したい 〜三愛の高品質鈑金・塗装〜
修理から最終調整までを一元化
安全性能が重視される現代の車には、カメラやミリ波レーダーなどが装備され、その情報をもとにブレーキやステアリングを制御しています。しかし事故の衝撃や部品交換によってそれらのセンサーの位置がずれたり破損したりすると、正しく動作せず、安全装備の制御も的確でなくなってしまいます。
三愛自動車では鈑金・塗装はもちろん、エーミングと呼ばれる「各種安全装備のゼロ点調整」を内製化することで、修理から最終調整までを一元化。皆様の安全なドライブに貢献しています。
当社はTÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)社よりプラチナ認証を受けています
テュフ・ラインランドとは
テュフ・ラインランドは、ドイツ・ケルンに本部を置く世界規模の第三者認証機関です。全6分類42分野において検査や認証を行っている中で、当社は「スチール材料及びアルミ材料の修理を対象とした鈑金塗装運営に係わる範囲」のプラチナ認証を受けています。
この認証はほとんどの自動車がボディに使用するスチール(鋼)やアルミの鈑金塗装において、その技術力・工場の環境・管理体制が的確であることを示すもので、認証取得にあたってはテュフ・ラインランド日本法人の立会いのもと、鈑金塗装工場の厳しいチェックを受けております。
なおテュフのプラチナ認証を取得している鈑金工場は日本国内に30社程度であり、三愛自動車はその中の1社に選ばれています。

当社は『クロマックス品質保証認定工場』です
クロマックス品質保証認定工場とは
アクサルタコーティングシステム合同会社が行う、品質保証認定プログラム(品質基準のチェックとトレーニング)を受講し、様々な基準を満たした鈑金塗装工場だけに与えられる認定証です。
エーミングの重要性と当社の対応
エーミングとは
昨今、エーミングという作業の重要度が増してきています。エーミングとは、カメラ・ミリ波レーダー・レーザーセンサー・音波センサーなどが装備された車両(ASV=先進安全自動車)を修理する際、それらの先進安全装置が正しく作動するために行う校正作業(ゼロ点調整)のこと。
自動ブレーキや車線逸脱警報などの安全装置はカメラやミリ波レーダーなどの情報をもとに作動しますが、そうした装置や車両が適正な状態にないと正常に作動しません。最悪の場合、誤った判断・動作につながるケースも考えられます。

このため、外装類の脱着、カメラが装着されたフロントガラスの交換、フレーム修正を伴う鈑金塗装などを実施した際に、エーミングを行う必要があり、それは乗員の安全を守ることに直結します。
エーミングにはなにが必要?
一般に次の4項目が必要と言われています。
- [1]機材(正確な計測のための適正な機材、道具)
- [2]場所(床面が完全な水平に近く、車両と計測機材をセッティング可能なスペースのある工場)
- [3]人材(鈑金塗装、フレーム修正、エーミングに秀でたスタッフ)
- [4]記録(修正が必要な箇所の現状と作業後の数値やエビデンス)
三愛自動車ではこれらを完備した上で、精度を徹底的に追及。
テュフプラチナ認証に裏付けられた「修理」のための技術力と環境をベースに、「調整」のための環境を整備することで、ASVにお乗りのお客様にも安全をお届けできるよう、万全の体制を構築しています。
エーミングを完全に内製化
乗員の安全に関わる作業ですので、エーミングのための環境基準は非常に厳格なものです。工場の床面が完全に水平であったり、検査機器も数ミリのズレさえ許されないという徹底した管理体制が問われます。
画像は当社エーミングスペースの床面を計測したデータです。微妙な凹凸を可視化したもので、これをもとに対象車両のタイヤにシムを挟むなどによって、完全な水平を確保します。
こうした緻密な環境づくりが求められるため、エーミングを外注している工場も多く存在しますが、三愛自動車では完全に内製化。鈑金塗装・一般修理・アライメントからエーミングまでを一貫した体制で行うことができ、検査結果(数値やエビデンス)や車両の状況に関する正確な情報共有が可能なうえ、作業時間やコスト面でも有利です。
先進安全装備は、今後開発される新車に標準化されていきます。三愛自動車では来るべき自動運転時代を見据え、鈑金塗装をはじめとする修理とエーミングを通じ、ドライバー一人ひとりの安全に寄与すべく、こうした取り組みを推進しています。

エーミングの工程
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▲フロントガラス交換中の車両
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▲フロント外装パーツ交換中の車両
衝突事故の場合、車両は少なからず衝撃を受けるためカメラ・レーダーを含むボディやフレームが物理的にずれることがあります。三愛自動車のエーミング作業は、必要に応じてフレーム修正・ボディアライメント・4輪アライメントなどを適正にしてから行います。
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▲工場床面の凹凸を考慮し、車両を水平に調整
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▲ターゲットも完全な水平状態になるよう調整
ASV(Advanced Safety Vehicle=先進安全機能を持つ自動車)の各種安全機能が的確に作動するためには、車両そのものの正確な検査・調整が前提となります。
そのためには車両を完全な水平に駐車すること、ターゲット(カメラやセンサーなどに感知させる計測対象物)も水平かつ車両との距離も正確に設置します。 -
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▲フロント部で車両のセンターを測定
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▲フロントからルーフエンドまで車両のセンターを測定
続いて車両のセンター(中心線)を正確に割り出します。フロント・ルーフともにセンターを定めた後、レーザーによってターゲットと完全にセンターが揃うよう調整します。
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▲レーザーによって車両とターゲットの距離を計測
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▲ミリ波レーダー部に距離計測用レーザーを照射
車両とターゲットが適正な位置関係となった時点で、スキャンツールを用いた各種安全装備のチェックを行います。
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▲カメラ用のターゲット例
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▲ミリ波レーダー用のターゲット例
ターゲットはカメラ用とミリ波レーダー用に大分されますが、自動車メーカーによっては車種ごとに異なるターゲットを指定している場合もあり、指示書(修理書)に基づいたエーミングが求められます。
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▲スキャンツールによる解析
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▲数値化された解析結果に基づいて車両を調整
結果は数値化されるので、必要に応じメーカー規定値に収まるよう調整していきます。
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